エスケープ文字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 02:08 UTC 版)
区切り文字衝突の他の解決法として、エスケープ文字を使用する方法がある。これは、区切り文字の前にエスケープ文字を置くことで、その文字は区切り文字として使用する意図ではないことを明示するものである。言語設計の見地からはこれで十分であるが、以下のような欠点もある。 大量のエスケープ文字が入ることで可読性が低くなる。例えば、Perlの正規表現の中で「/」という文字自体を使用したいときは「\/」のように書くが、「//」のように2つ続く場合は「\/\/」のようになる。 エスケープ文字として使われる文字を文字通りの文字として表現するたの表記法必要である。例えば、HTMLではエスケープ文字である「&」を文字通りの文字として表現するために「&」という表記法がある。またC言語ではエスケープ文字である「\」を文字通りの文字として表現するために「\\」という表記法がある。 入力するのは簡単だが、その言語をよく知らない人によって理解ができなくなる。
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