エア・ワンとは? わかりやすく解説

エアワン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 15:06 UTC 版)

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エア・ワン
Air One S.p.A
IATA
AP
ICAO
ADH
コールサイン
Heron
設立 1983年
ハブ空港 ミラノ・マルペンサ空港
マイレージサービス Alitalia MilleMiglia
親会社 アリタリア-イタリア航空
保有機材数 10機
就航地 34地点
本拠地 イタリアローマ県フィウミチーノ
外部リンク http://www.flyairone.it
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エア・ワンAir One S.p.A.)はイタリアに存在した格安航空会社。旧アリタリアの破産に伴い経営統合し、その受け皿会社であるアリタリア-イタリア航空の傘下となった後、2014年10月30日をもって運航を終了した。

沿革

1983年イタリアアドリア海側のペスカーラ(Pescara)で航空学校兼エアタクシー会社「アリアドリアティカ(Aliadriatica)」として創業。その後、地方航空会社として操業開始。1988年より、イタリアのゼネコントト(Toto)企業グループ傘下に入る。1995年11月より、社名を「エア・ワン」と改称、ローマミラノ間で定期便の運航を開始した。

2000年より、ルフトハンザグループと提携、スターアライアンス傘下の地方航空会社として運航。2006年6月には、国内線など近距離路線を運航する子会社エアワン・シティライナー(アリタリア・シティライナーを経て現・アリタリア・エクスプレス)を設立し、エア・ワンのブランドとしては長距離路線の運航に乗り出した。

2007年にはエールフランス-KLMグループと共にアリタリアの買収に名乗りを上げたが、アリタリアは買収交渉相手としてエールフランス-KLMグループを選んだ。

2008年6月には、それまでのイタリア国内、ヨーロッパ域内路線に加えて、大西洋路線の運航を開始し、2008年6月時点では、イタリア国内22都市、国外26都市に就航。主な就航都市は、ボストンシカゴフランクフルトミュンヘンニースアテネミラノローマナポリヴェネツィアボローニャジェノヴァトリノアルゲーロなど。

アリタリアとの経営統合以降

2009年1月13日、経営破綻をきたしたアリタリアと経営統合し、同社の受け皿会社であるイタリア航空(CAI)の傘下に入った。[1] 経営統合に伴い、ルフトハンザ航空との業務提携も2009年3月28日限りで解消され[2]、従来加盟していたルフトハンザ航空のマイレージプログラム・Miles & Moreからも脱退する事となった[3]

経営統合により、エア・ワンは格安航空会社(LCC)に衣替えの上で運航を継続したが、2014年9月30日、アリタリアへのブランド統一に伴いエア・ワンとしての運航を終了した[4]

保有機材

運航終了直前の段階では、10機のエアバスA320を保有していた。

過去の機材

Air One ボーイング 737-4Y0

出典

  1. ^ [1] - エア・ワン公式サイトより(英語)[リンク切れ]
  2. ^ THE INTEGRATION OF AIR ONE AND ALITALIA CONTINUES ITS COURSE - エア・ワン公式サイトの2009年2月13日付プレスリリース(英語)[リンク切れ]
  3. ^ [2] - Miles & More公式サイトより(日本語)[リンク切れ]
  4. ^ OPERATIONAL UPDATES AIR ONE FLIGHTS”. アリタリア-イタリア航空. 2014年10月5日閲覧。(イタリア語)

外部リンク





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