ウシサワラとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > ウシサワラの意味・解説 

うし‐さわら〔‐さはら〕【牛×鰆】

読み方:うしさわら

サバ科海水魚南日本沖合生息全長約2メートルサワラに似る。背は青緑色で2列の斑点が並ぶ。食用おきさわら


牛鰆

読み方:ウシサワラ(ushisawara)

サバ科海水魚

学名 Scomberomorus sinensis


ウシサワラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 02:05 UTC 版)

ウシサワラ
分類
: 動物Animalia
: 脊索動物Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
: スズキ目 Perciformes
亜目 : サバ亜目 Scombroidei
: サバ科 Scombridae
亜科 : サバ亜科 Scombrinae
: サワラ族 Scomberomorini
: サワラ属 Scomberomorus
: ウシサワラ S. sinensis
学名
Scomberomorus sinensis (Lacepède,1800)
英名
Chinese macherel[1], Chinese seerfish [2]

ウシサワラ(牛鰆[1]: Chinese macherel, Chinese seerfish、学名:Scomberomorus sinensis)は、スズキ目サバ科サワラ属の硬骨魚。別名:オキサワラ。地方名:オオサワラ(東京・和歌山・高知・九州)、クモサチ・ハザワラ(神奈川)、ホテイサワラ(秋田)、ヤナギサワラ(富山)、ヤマイヌ(福岡)、イヌサワラ(長崎)[3]

分布

中国、朝鮮、インドシナ半島[2]。日本国内では秋田以南および千葉以南[3]。沿岸(サワラよりも沖合に生息[3])や河口域に分布するが、メコン川では河口から300キロ上流まで遡上したことがある[2]

形態

全長2メートル、体重80キロに達する。

体は側扁し、頭部の背縁は眼の上方で著しくくぼむ。は長く、尖る。体側上部に不明瞭な大型の斑紋が2列並ぶ[3]

側線は単一。第一背鰭後方部下方で急に下降する。また、第一鰓弓の鰓耙が12-15であることにより他のサワラ属と区別できる[2]

背鰭15-17棘条15-17軟条、6-8個の離鰭あり。胸鰭21-23軟条。腹鰭1棘条5軟条。臀鰭16-19軟条、6-7個の離鰭あり[4]

人との関わり

食用。ただし日本近海では漁獲量は少ない。輸入したものが粕漬などに利用される。味はサワラに劣る[5]

参考文献

  • 『日本大百科全書』 3巻、小学館、1985年4月20日。ISBN 4-09-526003-3 
  • 蒲原稔治、岡村収『原色日本海水魚類図鑑(Ⅱ)』保育社、1985年7月31日。 ISBN 4-586-30073-6 
  • 『魚の事典』能勢幸雄(監修)、東京堂出版、1989年1月30日。 ISBN 4-490-10245-3 
  • 中坊徹次『日本産魚類検索―全種の同定―』東海大学出版会、1993年10月12日。 ISBN 4-486-01250-X 
  • 『図説 魚と貝の大事典』望月賢二(監修)、柏書房、1997年5月20日。 ISBN 4-7601-1442-4 

出典

  1. ^ a b 日本大百科全書 1985, p. 102.
  2. ^ a b c d 能勢 1989, p. 47.
  3. ^ a b c d 蒲原et岡村 1985, p. 17.
  4. ^ 中坊 1993, p. 1148.
  5. ^ 望月 1997, p. 76.


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ウシサワラ」の関連用語

ウシサワラのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ウシサワラのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのウシサワラ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS