ウクライナ側の反論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 07:44 UTC 版)
「シベリア航空機撃墜事件」の記事における「ウクライナ側の反論」の解説
ロシア政府は事件の2日後、「ウクライナ軍が発射したS-200 (SA-5 ガモン)(ロシア語版、英語版)地対空ミサイル(射程300 km)が命中した疑いがある」と述べ、5日後には政府の調査委員会が、「ウクライナ軍のミサイルが事故機を撃墜した」との見解を示した。そして2001年10月12日には、「シベリア航空機は地対空ミサイルに撃墜された」と発表した。「旅客機の破片についた痕跡がS-200によって生じる特徴的なものである」とし、また「ミサイル発射と墜落のタイミングは、一致している」と報告した。 それに対しウクライナ軍は当初、「ミサイル発射は計画通りに完了した」と主張していた。それによると、「演習に使用したミサイルは10 km前後の射程のものであり、発射した方角には航空機はいなかったうえに、ミサイル発射演習の開始は墜落の16分後の午後2時である」とし事件への関与を全面否定していたが、演習に長距離地対空ミサイルを使用したことは否定しなかった。しかし撃墜については、「絶対にあり得ない」と否定した。またその後、疑惑がもたれている長距離地対空ミサイルについて「午後1時41分に発射されたものであり2分後に海に落下した」と述べた。
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