ウイルスまたは細菌の感染によるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 18:22 UTC 版)
「副反応」の記事における「ウイルスまたは細菌の感染によるもの」の解説
生ワクチンでは、弱毒化した細菌またはウイルスそのものを被接種者に投与する。この細菌またはウイルスが被接種者に感染することにより、液性免疫および細胞性免疫の双方を惹起することができるのが生ワクチンの特徴である。 生ワクチンの細菌またはウイルスに感染してもほとんど症状は出ない場合が、稀に感染に伴って症状が出現する場合がある。これらの症状がワクチンの副反応として報告される。 麻疹ワクチンをはじめ、生ワクチンウイルスによる発熱はしばしば(1-3割)みられる。 麻疹ワクチンでは発疹がみられることもある。 BCG接種では、接種局所の腫脹・水疱形成・痂皮化が必発(これらが発生しない場合、結核菌に対する細胞性免疫も惹起されず、ツベルクリン検査が陽転しない可能性がある)であるほか、所属リンパ節の腫脹がときにみられる。免疫不全者などに接種すると、発疹や播種性感染症などの重篤な副反応を呈する危険がある。
※この「ウイルスまたは細菌の感染によるもの」の解説は、「副反応」の解説の一部です。
「ウイルスまたは細菌の感染によるもの」を含む「副反応」の記事については、「副反応」の概要を参照ください。
- ウイルスまたは細菌の感染によるもののページへのリンク