インド独立後の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/16 02:12 UTC 版)
トダ族はキリスト教化の影響もほとんど受けず、カマボコ型の住居、独特なショールや髪型、赤と黒の縦縞の刺青など、その伝統的な習俗が残されていたため、20世紀初頭から欧米の民族学・人類学の研究対象として注目を受けてきた。しかし、インドの独立後にトダ族は政府の指導により行政上の大きな変化を経験した。 ショールや刺青が消滅するなど、文化面でも大きな変化があった。伝統的な信仰体系から離れ、ヒンドゥー教の信仰を併行するものも急速に増えている。カマボコ型住居は1960年代に実施されたコンクリート製の家屋に建て替える行政指導のために、ほぼ消滅してしまったが、1996年以降に文化保存のための建設援助が始まり、酪農寺院など10軒あまりが再建・保持されている。
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