インドトキコウとは? わかりやすく解説

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インドトキコウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/21 05:43 UTC 版)

インドトキコウ
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: コウノトリ目 Ciconiiformes
: コウノトリ科 Ciconiidae
: トキコウ属 Mycteria
: インドトキコウ
M. leucocephala
学名
Mycteria leucocephala
(Pennant, 1769)
和名
インドトキコウ
英名
Painted stork

インドトキコウ(学名:Mycteria leucocephala)は、コウノトリ目コウノトリ科に分類される鳥類の一種である。別名ベニハゲコウと呼ばれることもあるが、ハゲコウ属ではなくトキコウ属に分類される。

分布

インドパキスタンからスリランカ東南アジア、中国南部にかけて分布する。

形態

全長約93cm。体色は白色だが下胸に帯状に黒色の部分があり、風切羽、尾羽とも黒い。肩羽、大雨覆、三列風切は、紅色をおびている。頸はやや褐色みをおびている。眼の周囲から嘴の基部までは皮膚が裸出しており、繁殖期には赤いが非繁殖期には橙黄色になる。嘴は橙黄色、脚は灰褐色である。脚は、繁殖期には紅色になる。

幼鳥は全身灰褐色である。

分類的にはトキコウ属であるが、飼育下では別属のコハゲコウ雑種を作った記録がある。

生態

湿地や沼地、田圃、河川に生息する。

主に魚類を捕食するが、カエル爬虫類甲殻類昆虫類なども食べる。

水辺に近い森林で、コロニーを形成して繁殖する。しばしば他のコウノトリ類やサギ類と共同でコロニーを作る。雌雄で造巣し、1腹3-5個の卵を産み、抱卵期間は28-32日である。抱卵、育雛は雌雄共同で行う。雛は、約55日で飛べるようになる。

人間との関係

かつては生息地の村落の周辺で普通に見られたが、現在は以前と比べて生息数が大幅に減少している。

脚注

関連項目

参考文献

  • 『世界の動物|分類と飼育 コウノトリ目+フラミンゴ目』、財団法人東京動物園協会、1985年、50-51頁




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