インサイド・ザ・グラブ・ホームラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 03:47 UTC 版)
「アンディ・パフコ」の記事における「インサイド・ザ・グラブ・ホームラン」の解説
パフコのプレーとして有名なのは、1949年4月30日のカブス対カージナルス戦で起きた出来事であろう。8回まで3-1とカブスがリードしていた9回表、ツーアウトからカージナルスのロッキー・ネルソンの打った打球がレフト方向にふらふらとあがり、センターにいたパフコがこの打球を転倒しながら地面すれすれで処理した。てっきりアウトで試合終了かと思われたが、三塁塁審だったアル・バーリックはパフコが打球を捕球していないと判定を下した。この時グラウンドには紙コップが多数投げ込まれていて、ボールと混同しやすい状況だったという。パフコはグラブに納めたボールを高く掲げバーリックに猛烈にアピールしたが、タイムをかけるのを忘れていて、その間に一塁走者と打者のネルソンがベースを一周してしまった。気がついたパフコも本塁に送球したが、投げた球はホームに滑り込むネルソンに当って跳ね返った。 このプレーの記録はネルソンの2点本塁打となり、結局試合は4-3でカージナルスが逆転勝ちをおさめた。ネルソンのこの一打は、『インサイド・ザ・グラブ・ホームラン』と呼ばれている。
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