イチモンジチョウとは? わかりやすく解説

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イチモンジチョウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/13 09:02 UTC 版)

イチモンジチョウ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: チョウ目(鱗翅目) Lepidoptera
: タテハチョウ科 Nymphalidae
亜科 : イチモンジチョウ亜科 Limenitidinae
: イチモンジチョウ族 Limentidini
: オオイチモンジ属 Limenitis
: イチモンジチョウ L. camilla
学名
Limenitis camilla (Linnaeus1764)
シノニム

Ladoga camilla

和名
イチモンジチョウ
一文字蝶
英名
The White Admiral
亜種
  • L. c. japonica Menetries, 1857

イチモンジチョウ(一文字蝶、Limenitis camillaまたはLadoga camilla)は、タテハチョウ科に属するチョウの一種。

概要

前翅から後翅を通り、反対側の前翅にかけて名の通り一条の白斑列が並ぶ。ミスジチョウの仲間だが、特徴である滑空するような飛翔はあまり行わない。低山の広葉樹林や草原に生息し、花によく来るほか湿地や腐果にも集まる。

近縁種にアサマイチモンジがあるが、前翅中室の白紋が消えかかること、複眼に毛が生えている(これは森林性の蝶に見られる特徴)ことで区別できる。またメスグロヒョウモンのメスとも似るが、メスグロヒョウモンは翅表にある白条が裏には現れない。

幼虫の食草はスイカズラ科スイカズラタニウツギ、ヤブウツギなど。成虫は年3-4回発生し5月から9月ごろまで見られるが、寒冷地では年1回発生となる。越冬態は3齢幼虫。

分布

日本の主要4島。国外ではユーラシア大陸東部。近似のアサマイチモンジは国外にはいない。

関連項目

参考文献

  • 牧林功解説 『日本の蝶』成美堂出版、1994年、ISBN 4-415-08045-6
  • 日本環境動物昆虫学会編『チョウの調べ方』文教出版、1998年、 ISBN 4-938489-11-2


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