イタリア・ドイツの戦時加算
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 02:19 UTC 版)
「戦時加算 (著作権法)」の記事における「イタリア・ドイツの戦時加算」の解説
日本と同じく敗戦国であるドイツや、枢軸国であったイタリアの戦時加算について「行われていないのではないか」「不公平ではないか」との議論がある。 ドイツについては、連合国高等委員会指令No.8−24第5条によって戦時加算について規定されているにも関わらず、各国がドイツに延長の要求をせず、結果的に戦時加算が発生しなかったことが文部科学省の調べで判明している。 イタリアについては、イタリアと交戦各国間にも平和条約があり、イタリア平和条約第15条付属書には、交戦国双方に加算の義務を課し、連合国側と双務的に6年間の戦時加算があることが判明している。双務的な戦時加算は日本に対する一方的な戦時加算とは異なるため、不公平との根拠になっている。 なお、イタリア・ドイツは、日本と交戦しておらず、サンフランシスコ平和条約に署名していないため、お互いに戦時加算はない。
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