イスラームに対する見方
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/09 14:38 UTC 版)
「スペイン・ポルトガルとイスラーム」の記事における「イスラームに対する見方」の解説
スペイン人、ポルトガル人のイスラームというものに対する見方は非常に両義的である。一方に極めて厳しいイスラームへの敵愾心(反イスラーム主義)があり、これはスペインやポルトガルのモロッコ移民への差別意識や、イスラーム原理主義者の間に根強く残るアンダルス奪回への欲望への過剰な警戒心などに現れているとされる。マドリード列車爆破テロ事件の際には知識人の中にこの願望こそがスペインでのテロを行わせる要因のひとつだと指摘するものも現れた。 一方でスペイン人やポルトガル人、とりわけ南部地域の人間の中にはイスラーム教徒はスペインやポルトガルにすばらしい文明を授けた人々であり、彼らなくして今日のスペインやポルトガルは存在し得なかったこと、文化的、血統的に自分たちが彼らの子孫であることを好意的に見る向きもあり、イスラーム世界への親近感を抱かせる原因となっている。
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