イスラームにおける異端
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/25 16:04 UTC 版)
イスラームの場合、正統 / 異端の語は、教義について用いられるというよりも、実践的な行為を指して用いられている。すなわち orthos (正しい)+ doxa(教義)といった表現ではなくて、orthos(正しい) + praxis(行為) といった構成の表現が用いられている。 9~10世紀におけるハディースの蒐集と四法学派の成立によってスンナの内容が確立すると、そうしたスンナと対立する新奇な行為は「ビドア」として排斥されるようになった。だが、後には、それはhasanah(良いもの)とsayyiah(悪いもの)に分けられ、前者は共同体の承認をえて受け入れられていった。
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