イスラエル空軍への配備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 20:01 UTC 版)
「クフィル (航空機)」の記事における「イスラエル空軍への配備」の解説
量産開始直後の1975年4月に第101飛行隊、1976年には第113飛行隊 にクフィル1が配備された。1977年には第101飛行隊のクフィル1が主生産型のクフィルC2に更新され、第101飛行隊のクフィル1は第109飛行隊に移管された。この頃にクフィル1がクフィルC1仕様に改修された。1978年には第144飛行隊がクフィルC2の運用を開始した。1979年には第113飛行隊のC1がC2に更新され、1980年には第109飛行隊のC1もC2に更新された。これらの飛行隊から放出されたクフィルC1は第254飛行隊に移管された。1980年末頃には第149飛行隊がクフィルC2の運用を開始した。 1984年には第254飛行隊が解体され、クフィルC1はイスラエル空軍からは退役となり、アメリカ海軍・海兵隊にリースされ"F-21 ライオン"として運用された。またC2を運用していた第113飛行隊も解隊された。1986年には第109飛行隊が解隊され、1987年には第101飛行隊が運用機種をF-16D Block30に更新した。この時点でクフィルの運用を続けていた部隊は第144飛行隊と第149飛行隊の2個飛行隊であった。1991年には第149飛行隊が解散し、最後に残っていた第144飛行隊は1994年頃に運用機種をF-16A/Bに更新した。 前述のように、クフィル1(クフィルC1)は4個飛行隊、クフィルC2は5個飛行隊で運用されたことになるが、これらの飛行隊のうち、クフィルC7への更新が確認されているのは最後まで運用を続けた第144飛行隊のみである。 退役した機体は未だ多数が保管状態にあるとされ、一部はレストアと改修を受け海外保有国に輸出されている。
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