イギリスの金融業者(金融会社)のEU側への大規模な流出、および大規模な資産流出が起きた
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:56 UTC 版)
「イギリスの欧州連合離脱」の記事における「イギリスの金融業者(金融会社)のEU側への大規模な流出、および大規模な資産流出が起きた」の解説
離脱手続き前から、金融業者のEU側への流出は始まっていた。アーンスト・アンド・ヤング(EY社)が調査し2021年3月2日に公表した調査リポートによると、2021年2月末時点で、EY社が調査したイギリスの金融サービス業者のおよそ43%(222社のうち95社)が、その事業や従業員を「EU側に移転した」もしくは「EU側に移転する予定」とした。金融業界人材の流出人数は、前回調査の2020年9月末時点ですでに7500人になっていたが、2021年春の調査ではさらに100人増加した。資産流出については、2021年3月に公表された調査結果では、3000億ポンド(およそ198兆円。(1ポンド=約152円として算定))が流出したとされ、前回調査の2020年9月の時点よりも流出額が1000億ポンド増加した。金融業者の移転先として選ばれた都市で最も多かったのは(EU加盟国でありつづけている)アイルランドのダブリンで、次いでルクセンブルク、ドイツのフランクフルト、フランスのパリ、という順になった。
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