イガザルガイ属とは? わかりやすく解説

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イガザルガイ属

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/04 07:52 UTC 版)

イガザルガイ属
イガザルガイ
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 二枚貝綱 Bivalvia
亜綱 : 異歯亜綱 Heterodonta
階級なし : Euheterodonta
階級なし : Neoheterodontei
: マルスダレガイ目 Veneroida
上科 : ザルガイ上科 Cardioidea
: ザルガイ科 Cardiidae
亜科 : オオヒシガイ亜科 Fraginae
: イガザルガイ属 Ctenocardia
学名
Ctenocardia H. Adams & A. Adams, 1857[1]

イガザルガイ属 (学名Ctenocardia)はザルガイ科に属する二枚貝の属である。

分布

おもに和歌山県串本沖以南のインド洋-西太平洋の浅海[2][3][2]

形態

貝殻は殻長と殻高がほぼ等しく、約2cm以下。貝殻はよくふくらむ。水管がある後縁は裁断状でクビレハナザルでは凹む。放射肋が多数密に並び、肋上には鱗片状または管状の突起が密に並ぶ。色は白地に内面は赤褐色を帯びたり淡い赤紫色の斑点を内外面に帯びる種がある。内面は平滑で腹縁は刻まれる。軟体部の情報は乏しく、他のザルガイ類と同様に前後に閉殻筋をもつがやや小さい[4][5]

種類

イガザルガイ属には、以下の6つの種が含まれている[1]。産地と殻長は一例を示した[4]

脚注

注釈

  1. ^ 本種はFreneixicardia属の唯一の現生種として分類されるようになった[1][9]

出典

  1. ^ a b c Ctenocardia ”. World Resister of Marine Species. 2025年8月4日閲覧。
  2. ^ a b c terPorten & Chino 2025.
  3. ^ Ctenocardia ”. Global Biodiversity Information Facility. 2025年8月4日閲覧。
  4. ^ a b Cardiidae ”. Malacopics. 2025年8月4日閲覧。
  5. ^ a b c アボット & ダンス 1985, p. 333.
  6. ^ 波部 & 小菅 1966, p. 153.
  7. ^ terPorten 2023.
  8. ^ a b 奥谷 & 松隈 2004, p. 310-311.
  9. ^ Schneider, 2002, url=https://doi.org/10.1046/j.1096-3642.2002.00030.x
  10. ^ 図鑑を作る(二枚貝編)イガザルガイ ”. kudamaki. 2025年8月4日閲覧。

参考文献

外部リンク




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