イガタマキビとは? わかりやすく解説

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イガタマキビ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/17 05:27 UTC 版)

イガタマキビ
イガタマキビ
分類
: 動物Animalia
: 軟体動物Mollusca
: 腹足綱 Gastropoda
: タマキビ形目 Littorinimorpha
: タマキビ科 Littorinidae
亜科 : タマキビ亜科 Littorininae
: イガタマキビ属 Tectarius
: イガタマキビ

T. coronatus[1]

学名
Tectarius coronatus
(Valenciennes1832)
和名
イガタマキビ (毬玉黍)
英名
Coronate prickly winkle
中名 金塔玉黍螺 (jīn tǎ yù shǔ luó)

イガタマキビ Tectarius coronatus は、タマキビ科 Littorinidae に属する巻貝である。貝殻は円錐形で約4cm以下。殻の螺層には突起が並んだ褐色ないし淡い橙色の4列の螺肋がめぐらされる。殻口に臍や水管溝は無い。内壁には螺脈がめぐらされる[2]。フィリピンなど熱帯西太平洋の島嶼の石灰岩の海岸の潮間帯上の岩礁で見られる。オスとメスが交尾したのち、受精して育った卵嚢が海へ放出される[3]。イガタマキビ属の中で太平洋の孤島に棲む小型の種には卵胎生のものがある[4]

出典

  1. ^ Tectarius coronatus Valenciennes, 1832”. WoRMS. 2020年8月13日閲覧。
  2. ^ 波部忠重; 小菅貞男 (1966/1/15). 原色世界貝類図鑑(II)熱帯太平洋編. 保育社 
  3. ^ 『改訂新版 世界文化生物大図鑑 貝類』 奥谷喬司 世界文化社 2004年 ISBN 9784418049042
  4. ^ Reid, D.G.; Geller, Johnathan B. (1997). “A new ovoviviparous species of Tectarius (Gastropoda, Littorinidae) from Niue, South Pacific, with a molecular phylogeny of the genus”. Journal of Molluscan Studies 63 (2): 207–233. doi:10.1093/mollus/63.2.207. https://academic.oup.com/mollus/article-pdf/63/2/207/3614704/63-2-207.pdf. 

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