イアーソーンの生い立ち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 03:12 UTC 版)
「イアーソーン」の記事における「イアーソーンの生い立ち」の解説
イアーソーンはテッサリアーのイオールコス王アイソーンの子だが、アイソーンが死んだときにイアーソーンがまだ幼かったため、叔父に当たるペリアースが王位を継ぎ、イアーソーンはケンタウロスの賢者ケイローンに預けられた。一説には、ペリアースに王権を奪われて幽閉されたアイソーンがイアーソーンを助けるためにケイローンのところに送ったともいう。このころからイアーソーンには女神ヘーラーの加護があったとされる。やがて成人したイアーソーンはイオールコスに戻って王権の回復を求めた。この若者をイアーソーンと知らないペリアースは、若者がサンダルを片方しか履いていないことに気づいた。実はペリアースは以前に、サンダルを片足だけ履いたものに王位が奪われるであろう、という神託を受けていたのである。そこで王位を手放したくないペリアースは一つの条件を示した。その条件とは、黒海の果てコルキスにあるという伝説の黄金の羊の毛皮を持ち帰ることだった。
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