イアーソーンの末路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 03:12 UTC 版)
コリントス王クレオーンは、イアーソーンを歓迎し、その人柄を気に入って娘グラウケーとの結婚話を持ちかけた。イアーソーンは、メーデイアとの間に子供もできていたが、メーデイアの凄まじいやり口を次第に忌み恐れるようになっていたため、これに応じた。この裏切りに対してメーデイアはグラウケーに結婚衣装を送った。グラウケーがその衣装を身につけたところ、衣装はたちまち炎に包まれ燃え上がり、グラウケーと彼女を助けようとしたクレオーン王はともに焼け死んだ。さらにメーデイアはイアーソーンとの子まで殺し、祖父ヘーリオスから贈られた飛竜の牽く戦車に乗って去った。 イアーソーンはその後放浪し、アルゴー船の残骸の下敷きになって死んだという。
※この「イアーソーンの末路」の解説は、「イアーソーン」の解説の一部です。
「イアーソーンの末路」を含む「イアーソーン」の記事については、「イアーソーン」の概要を参照ください。
- イアーソーンの末路のページへのリンク