イアコフとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > イアコフの意味・解説 

ヤコブ

(イアコフ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/20 14:45 UTC 版)

ヤコブJacob)は、ヘブライ語起源の人名ヤアコブの日本での慣用表記。

概要

ヤアコブはヘブライ語で「かかとをつかむ者=人を出し抜く者」を意味するとされる。それは旧約聖書創世記25章26節には、ヤアコブ「יעקב」(イスラエル)が、双子の兄・エサウのかかと(アケブ「עקב」)をつかんだまま生まれ、後に兄を出し抜いて長子の祝福を得たことに由来すると説明されている。

ギリシャ語では Ιάκωβος, Iakôbos(古典:ヤコーボス/現代:ヤコヴォス)、ラテン語ではJacobus(ヤコブス)、日本語ではヤコブと表記するのが慣例である。ラテン語形Jacobusは音韻変化を経てJacomus(ヤコムス)に変化した。英語では Jacob(ジェイコブ)、 James(ジェームズ)、アイルランド語では Séamus, Seamus(シェイマス)、フランス語では Jacques(ジャック)または James(ジャーム)または Jacob(ジャコブ)(注:フランス語では、Jacquesが新約のヤコブで、Jacobが旧約のヤコブを指す)、ドイツ語では Jakob(ヤーコプ)、アラビア語ペルシア語ではYa'qūb(ヤアクーブ)、トルコ語でYakup(ヤークプ)、イタリア語では Giacomo(ジャコモ)または Jacopo(ヤーコポ)、スペイン語では Jaime(ハイメ)または異形 Diego (ディエゴ)、Jacobo(ハコボ)、ポルトガル語では Jaime (ジャイム)、スラヴ語ではIakov, Yakov(ヤーコフ)、Jakub, Jakup(ヤクプ)など、ゲエズ語ではyāʿiqōb(ヤコブ)、アムハラ語ではyā'iqōb(ヤコブ)などによりいずれも男子の名としてよく見られる。

ヤコブの息子たち12人がイスラエル十二部族の祖となったことから、イスラエル民族のことを「ヤコブの家」と表すこともある。

ヤコブの名を持つ人物の一覧

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「イアコフ」の関連用語

イアコフのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



イアコフのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヤコブ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS