アーティストモデルと「Ma.K.考古学」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 15:35 UTC 版)
「マシーネンクリーガー」の記事における「アーティストモデルと「Ma.K.考古学」」の解説
市販キットやファンの作品と区別するため、横山が製作したオリジナルのモデルは「アーティストモデル」と呼称されている。ただし最近はアーティストモデルであっても、横山のラフ設定をベースに他のモデラーが工作を行い、最終的な仕上げ・塗装を横山が行うという分業スタイルを取る場合が多い。また「S.F.3.D」初期は横山が自作原型をレジンキャストで複製したパーツでバリエーションを製作していたが、日東からプラモデルが発売されるとそれらをベースに製作されることが多くなった。他にもアマチュアディーラーが販売したガレージキットをベースにバリエーション機が製作されるケース(グラジエーター量産型、カングルー後期型など)、アーティストモデルが存在せずファンが独自に自作した作品が公式に採用されてしまうケース(Y-15など)も存在する。この様に公式と非公式との境界が曖昧なのも「Ma.K.」の特徴であり、横山自ら「他力本願寺」と呼び習わしている。 アーティストモデルの多くは、既存のプラモデルの部品を多数流用して製作されている。「S.F.3.D」連載初期はキットも存在せず、連載に登場した機体を手に入れるには自作のために同じ流用パーツを探し出さなければならなかった。キットが発売された後も極力アーティストモデルに近づけようとする努力が一部マニアによって続けられており、ましてやキット化されていないアイテムを自作しようとすると必然的に流用パーツを割り出す必要が生じてくる。出所を横山本人に確認を取ろうにも、使用前のキットから流用パーツを形状別に分類して整理しているために把握できていないことも多く、結局は各人の地道な研究に頼ることになる。これが「Ma.K.考古学」と呼ばれる所以である。
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