アントレイ
アントレイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 15:21 UTC 版)
2009年12月25日に最初の路線が開通した、超低床電車を用いたライトレール路線。愛称の「アントレイ(ANTRAY)」は、アンタリア大都市圏自治体ライトレールシステムプロジェクト(Antalya Büyükşehir Belediyesi Hafif Raylı Sistem Projesinde)の略称である。その後、2016年にこの最初の路線にあたるT1号線は2016年7月にエキスポ電停(Expo)およびアンタルヤ空港へ直通する支線の延伸が実施された一方、2019年8月11日にはアンタルヤ中心部と北部を結ぶT3号線が開通した。このT3号線は2020年時点で孤立した路線となっているが、今後実施予定の延伸後は地下駅であるオトガー駅(Otogar)でT1号線と、博物館(Müze)電停でT2号線(ノスタルジック・トラム)と接続する事になっている。 2020年現在、T1・T3号線合わせて以下の3系統が運行している。そのうちT1号線は空港(Havalimanı)へ向かう列車とエキスポ電停(Expo)へ向かう列車が存在する。 系統名経路備考・参考T1 Fatih - Meydan - Havalimanı Fatih - Meydan - Expo T3 Atatürk - Gazi - Varsak 営業用車両については、2020年現在以下の2種類が用いられている。2019年のT3号線開通時点では計32両の車両が在籍しているが、T3号線の延伸などへ向けて最大47両の増備計画が存在する。 "ウルボス" - スペインのCAFが展開する超低床電車。開業に備えて導入され、2020年現在は14両が在籍する。 ユーロテム製電車 - トルコのツヴァサスと韓国の現代ロテムの合資企業として設立された「ユーロテム(Eurotem)」製の超低床電車。延伸に備えて2016年以降納入が行われ、2020年現在は18両が在籍する。 ウルボス(2014年撮影) ユーロテム製電車(2018年撮影) 保線機械(2016年撮影) 保線用ホッパ車(2016年撮影)
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