アルジェリアゴジュウカラとは? わかりやすく解説

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アルジェリアゴジュウカラ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/30 05:55 UTC 版)

アルジェリアゴジュウカラ
アルジェリアゴジュウカラ Sitta ledanti
(イラスト)
保全状況評価
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: スズメ目 Passeriformes
亜目 : スズメ亜目 Oscines
: ゴジュウカラ科 Sittidae
: ゴジュウカラ属 Sitta
: アルジェリアゴジュウカラ
S. ledanti
学名
Sitta ledanti Vielliard, 1976
和名
アルジェリアゴジュウカラ
英名
Algerian nuthatch
Kabylie nuthatch

アルジェリアゴジュウカラ 阿爾及五十雀、(Sitta ledanti)は、スズメ目ゴジュウカラ科ゴジュウカラ属に分類される鳥類。別名カビリアゴジュウカラ[1]

分布

別名は本種の分布域がカビリア地方に限定されることに由来する。[1]

アルジェリア北東部[1][2]固有種

形態

全長13-13.5cm。[1][2]翼開張21-22cm。[1]上面は青灰色、下面は淡いピンクや淡いオレンジ色の羽毛で被われる。[1][2]眼上部に眉状の白い筋模様(眉斑)と、嘴から眼を通り側頭部にかけて黒い筋模様(過眼線)が入る。[1]

嘴の色彩は黒い。[2]後肢の色彩は灰色。[2]

幼鳥は眉斑や過眼線が不明瞭。[1]オスは額が黒い羽毛で被われ[1]、過眼線がより太い。[2]メスは過眼線がより細い。[2]

生態

標高900m以上にあるヒマラヤスギモミの針葉樹とオークの広葉樹からなる混交林に生息する。[1][2]

食性は雑食で、昆虫クモ果実種子を食べる。[1][2]夏季は主に昆虫やクモ、冬季は主に果実や種子を食べる。[2]また樹上のコケの中に種子を蓄え、冬季にはこれらも食べると考えられている。[1]樹幹や樹上で採食を行う。[1]

繁殖形態は卵生。5-6月に地表から3-15mの高さにある枯れ木の樹洞に木屑や羽毛、獣毛を敷いた巣を作り、卵を産む。[2]雛は孵化してから22-25日で巣立つ。[1]

人間との関係

開発や山火事、放牧による生息地の破壊、人間による撹乱などにより生息数は減少している。[1][2]生息地の一部は国立公園に指定されている。[1][2]

関連項目

参考文献

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ1 ユーラシア、北アメリカ』、講談社2000年、93、190頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m 『絶滅危惧動物百科1 アイアイ―ウサギ(アラゲウサギ)』 財団法人自然環境研究センター監訳、朝倉書店2008年、42-43頁。

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