アメンホテプ2世のミイラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 03:48 UTC 版)
「アメンホテプ2世」の記事における「アメンホテプ2世のミイラ」の解説
彼のミイラは、彼の埋葬場所である王家の谷のKV35号墓から発見されている。前述の通り、彼の身長は183cmほどもあり、発見されているファラオの中で最も大きい。第21王朝の時代には新王国時代の他の王たちのミイラが多数この墓に移され、共に再葬されたが、アメンホテプ2世のミイラは最初に埋葬された時と同じ状態で石棺の中に安置された。 解剖の結果、40歳から50歳の間に死亡したと推定された。性器には割礼がなされている。また、ミイラの肌には至る所に丘疹が見られる。これは、近親婚を繰り返したエジプト王家によく見られるもので、彼の母親であるハトシェプスト女王や息子であるトトメス3世にも散見される先天的特徴である。
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