アムステルダムアホウドリとは? わかりやすく解説

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アムステルダムアホウドリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/16 14:55 UTC 版)

アムステルダムアホウドリ
アムステルダムアホウドリ
Diomedea amsterdamensis
保全状況評価[a 1]
ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ミズナギドリ目 Procellariiformes
: アホウドリ科 Diomedeidae
: オオアホウドリ属 Diomedea
: アムステルダムアホウドリ
D. amsterdamensis
学名
Diomedea amsterdamensis
Roux et al. 1983
和名
アムステルダムアホウドリ
英名
Amsterdam albatross
Amsterdam wondering albatross

アムステルダムアホウドリDiomedea amsterdamensis)は、ミズナギドリ目アホウドリ科オオアホウドリ属に分類される鳥類

分布

インド洋フランスアムステルダム島でのみ繁殖が確認されている[1][2]。種小名amsterdamensisは「アムステルダム産の」の意。

形態

全長107-122センチメートル[2]。上面の羽衣は暗褐色、顔や下面の羽衣は白い[2]

嘴はピンク色で、先端が暗色[2]虹彩は褐色[2]

分類

ワタリアホウドリの亜種とする説もある[1][2]

生態

食性は動物食で、魚類イカ甲殻類などを食べると考えられている[2]

繁殖形態は卵生。標高500-600メートルにあるコケが繁茂した泥炭湿原に巣を作る[2]。隔年繁殖する[2]

人間との関係

野焼きや干拓、人為的に移入されたウシによる営巣地の破壊、人為的に移入されたノネコやネズミによる捕食などにより生息数は激減している[2]。以前は低地でも繁殖していたが、ウシの影響により営巣地が破壊された[2]。営巣地に牛の侵入防止のため柵を設置するなどの保護対策が進められている[2]1998年における生息数は70羽、繁殖個体数は40羽と推定されている[1]

参考文献

[脚注の使い方]
  1. ^ a b c 小城春雄、清田雅史、南浩史、中野秀樹 「アホウドリ類の和名に関する試案」『山階鳥類学雑誌』Vol.35 No.2、財団法人山階鳥類研究所2004年、220-224頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ8 太平洋、インド洋』、講談社2001年、66、176頁

関連項目

外部リンク

  1. ^ The IUCN Red List of Threatened Species




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