アポロの呪い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/04/17 17:12 UTC 版)
2歳戦を経験せずにケンタッキーダービーを優勝した馬は、第8回の時点でアポロが初めてであったが、それ以後も3歳からデビューした馬でケンタッキーダービーに勝った馬は100年以上存在しなかった。 後年、カーリンやボーディマイスターのような3歳デビューの競走馬がケンタッキーダービーの有力候補に挙がることも珍しくなくなったが、それらが全て敗れているため、3歳デビュー唯一の優勝馬であった同馬の名を取ってアポロの呪い(curse of Apollo)と呼ばれるジンクスと化していた。1937年以降、2017年までに61頭の3歳デビュー馬が出走しているが、優勝馬0頭、2着3回、3着5回という結果に終わっている。2018年、3歳デビューでケンタッキーダービーに挑んだジャスティファイが優勝し、136年目にしてアポロの呪いは打ち破られた。 勝てない理由には、競走回数の少なさからの経験不足、フルゲート20頭の多頭数の競馬に慣れていないことなどが考えられた。また、アポロの時代とはケンタッキーダービーの環境が異なりすぎることも指摘されている。
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