アディポネクチン受容体に関する議論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 15:09 UTC 版)
「横山茂之」の記事における「アディポネクチン受容体に関する議論」の解説
横山は東京大学医学部糖尿病内科とアディポネクチンの受容体であるAdipoRについて共同研究を行い、AdipoRのアゴニストとして働く化合物アディポロン(AdipoRon)の発見を共著で発表した。肥満による生活習慣病の夢の治療薬としてアディポロンが期待できたことから、医療のみならず社会そのものが変わるという推測もなされ、マスメディアは偉業と報道した。また、横山らはAdipoRの結晶構造をNature誌にArticleとして2015年4月に報告した。一方で、AdipoRについては、横山が共著者であるNature誌の論文を含む、東京大学医学部が主著者である多数の論文に不正が疑われるデータが大量に存在することが2014年の大晦日から2016年にかけて匿名AやOrdinary_researchersによって指摘されている。そして2019年には、上記のAdipoRと呼ばれるタンパク質は膜流動性に関与しており、アディポネクチンとは無関係であるという報告がなされた。
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