アジアでの記録
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 05:19 UTC 版)
「C/1664 W1」の記事における「アジアでの記録」の解説
中国では、1664年11月18日に彗星が見付かっており、具体的な観測記録としては発見後最も早い。逐次報告はされていないものの、1665年1月までで50晩観測し、月宿をどう移動したかも記録されていて、12月27日には張宿にあって長さ5度角以上の尾が北に伸びていたとされる。 朝鮮では、11月26日から2月13日にかけて、晴天の日は毎夜観測が行われており、背景の恒星と共に作図された。12月24日には張宿にあって、尾の長さは30度以上と記録されている。 日本でも、全国各地で目撃情報が記録されているが、その中で特筆すべきは、当時12歳であった、土佐の亦三郎少年(後の桂井素庵)の日記で、詳しい観察内容を挿絵付きで著している。この彗星に関する日記の記述は、12月16日から2月6日までで21日に上る。
※この「アジアでの記録」の解説は、「C/1664 W1」の解説の一部です。
「アジアでの記録」を含む「C/1664 W1」の記事については、「C/1664 W1」の概要を参照ください。
- アジアでの記録のページへのリンク