アシタカジャコウソウとは? わかりやすく解説

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アシタカジャコウソウ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/04 07:36 UTC 版)

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アシタカジャコウソウ
東京大学日光植物園植栽 2014年9月
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク上類 Superasterids
階級なし : キク類 Asterids
階級なし : シソ類 Lamiids
: シソ目 Lamiales
: シソ科 Lamiaceae
亜科 : オドリコソウ亜科 Lamioideae
: ジャコウソウ属 Chelonopsis
: アシタカジャコウソウ
C. yagiharana
学名
Chelonopsis yagiharana Hisauti et Matsuno[1]
シノニム
和名
アシタカジャコウソウ(愛鷹麝香草)

アシタカジャコウソウ(愛鷹麝香草、学名:Chelonopsis yagiharana )は、シソ科ジャコウソウ属多年草[3][4]

特徴

地下茎は横にはう。同属ジャコウソウに似るが、全体に小さく、葉柄などに多数の立った毛が生える。茎は丸く、高さは30-50cmになる。葉は5-7対が対生し、長さ5-10mmの短い葉柄があり、葉身は細長い倒卵形で、長さ4-10cm、幅2-4cmになる。葉先は尾状にとがり、基部は次第に細まって円形からくさび形になり、両面の脈上に立った毛が生える[3][4]

花期は8-9月。茎の上部の葉腋に1-2個のをつける。葉腋からでる花柄は長さ4-10mm。は鐘形で、花時の長さは6-8mmになり、先は5裂する。花冠は濃紅紫色からやや薄い紅紫色で、長さ3-4cm、筒部が長い唇形で、上唇は短く下唇が3裂し、中央の裂片は他の2片より大きく、前方に突き出て、裂片のふちは細かい波状になる。雄蕊は4個あり、下側の2個が長い。花柱の先は2裂する[3][4]

分布と生育環境

日本固有種。本州の中部地方、四国の愛媛県に分布し、山地の林内や林縁に生育する[4]

和名の由来

愛鷹麝香草の意味で、静岡県の愛鷹山で発見されたことによる[3]

ギャラリー

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ アシタカジャコウソウ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  2. ^ アシタカジャコウソウ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
  3. ^ a b c d 『新牧野日本植物圖鑑』p.643
  4. ^ a b c d アシタカジャコウソウ, レッドデータブックあいち2009,HTMLバージョン

参考文献





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