アイソタイプとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > アイソタイプの意味・解説 

アイソタイプ


アイソタイプ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/14 01:09 UTC 版)

ノイラートの著書によるアイソタイプの一例
左側通行から右側通行への変更をアイソタイプで図示している。

グラフィックデザイン社会学の分野においてアイソタイプ(Isotype: International System Of Typographic Picture Education)とは、オーストリア出身の教育者・哲学者オットー・ノイラートとイラストレーターのゲルト・アルンツ英語版によってデザインされた、単純かつ非言語的な仕方で情報伝達するための一連の視覚記号(ピクトグラム)を指す。

ノイラートの構想ではもともとアイソタイプは児童教育のために開発されたものだが、結果的にはそのような用途よりも現代公共空間における種々の標識やインフォグラフィック(en:information graphicsの作法に対して多大な影響を与えるものになった。デザインの面から見ると、アイソタイプは1920年代写実主義アール・デコ美学が理想視していたくっきりとした線描から多くを学んでいる。また、たった一枚の図に雄弁に語らせるという意味では、パンや砂糖の在庫量や自動車工場の労働力確保量など、社会的波及力の強い量的な情報を伝達する仕方として各国で広まった。バックミンスター・フラーのゲオスコープ(Geoscope)の構想とも若干の共通点があるかもしれない。

ノイラートは妻のマリー・ライデマイスター(マリー・ノイラート)とともにアイソタイプ研究所(Isotype Institute)を設立した。

外部リンク


「アイソタイプ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「アイソタイプ」の関連用語

アイソタイプのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



アイソタイプのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
広告転職.com広告転職.com
Copyright(C) 2025 Total Brain co., ltd. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアイソタイプ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS