ワンストップ‐サービス【one-stop service】
ワンストップサービス(わんすとっぷさーびす)
ワンストップサービスとは1カ所で必要な行政手続きをすべて済ませることを言う。行政情報化推進基本計画に基づいた「電子政府」構想の一環である。1997年の閣議で、ワンストップサービスの早期実現が決められている。
現在、構想が進んでいるのは、郵便局を活用したワンストップサービスである。
これによると、郵便局で住民票の写しや印鑑登録証明書などの交付サービスを受けられるようになる。郵便局は、すべての市区町村に設置されている。そこで郵便局をネットワークとして活用して、行政サービスを行うというものである。
従来、住民票などの交付のためには、いちいち役所に行かなければならなかった。これは、住民票などの管轄は市区町村であるためである。
ワンストップサービスでは、市町村が郵便局に業務を委託し、郵便局が業務を実施するという形式をとる。業務契約をするかどうかは市町村長の判断にゆだねられる。
1999年度からは、埼玉県大宮市と大阪府羽曳野市で、住民票の写し・印鑑登録証明書を発行する自動交付機が、試行的に郵便局に設置されている。早ければ、ワンストップサービスの本格的稼動は、2001年度中にも始まるみこみである。
(2000.12.11更新)
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