ゆびきのん

デジタル大辞泉

ユビキノン【ubiquinone】

読み方：ゆびきのん

生物界に広く存在するキノン化合物。脂溶性のビタミン様物質で、動物の体内でも合成される。ミトコンドリアの内膜に存在し、電子伝達体の一つとして生体内の酸化還元反応に関与する。生物の種類によって側鎖のイソプレン単位の数が異なり、ヒトやウシなど哺乳類の多くは10であることから、CoQ10(コキューテン)（あるいは「UQ10」）などと表記される。補酵素Q。コエンザイムQ。CoQ。UQ

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ユビキノン

【仮名】ゆびきのん
【原文】ubiquinone

体内のほとんどの組織や多くの食品に含まれる物質。製造ラボでの産生も可能である。細胞に必要なエネルギーの産生に、また抗酸化物質として体内で使用される。がん治療、および一部のがん治療の副作用緩和の分野で研究されている。「coenzyme q10（コエンザイムq10）」、「q10」、「coq10」、「vitamin q10（ビタミンq10）」とも呼ばれる。