やりがい搾取として批判された例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/25 03:34 UTC 版)
「やりがい搾取」の記事における「やりがい搾取として批判された例」の解説
2014年のブラック企業大賞においては、アニメ制作会社A-1 Picturesが象徴的事例としてノミネートされ、業界賞を受賞した。同社では2010年10月に、当時28歳の男性社員が自殺し、2014年4月11日付けで過労によるうつ病が過労自殺の原因として、労働災害認定された。男性の1か月あたりの労働時間は600時間を超えていたが、残業手当が一切支払われていなかった。先述のA-1 Picturesに限らず、日本のアニメ業界(特に非正規雇用のアニメーターや制作進行)において、かねてより労働環境の悪さや賃金の低さが指摘されている。 2018年3月下旬、東京都庁から2020年東京オリンピック・パラリンピックのボランティア募集要項が発表されたが、その中に「交通費及び宿泊は自己負担・自己手配」などの記述があったことから、「ブラック企業より酷い」「やりがい搾取」などの批判を受けた。
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