みかんスープ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/12 21:36 UTC 版)
劇団を主宰する小出和彦の劇を原作に、福島が描いた漫画。現代を舞台としたSF漫画。 NPOの地下調査隊の2人、隊長の天原と助手の銛は、危険な高濃度ガスの噴き出す洞窟を調査していた。調査の途中で2人は、洞窟内のガス濃度が低い場所を見つけ、ヘルメットを外して休憩する。そこに「モールピープル」と呼ばれる、外の社会から隔絶した集団に属する人々が現れる。モールピールとの接触を禁じられていた2人は、あわててガス濃度の高い場所に迷い込んでしまう。目が覚めると、ヘルメットを失っていた2人は、ヘルメットがモールピープルの市場で売られているのを見つける。外に出るにはヘルメットが必要であることを店主に伝えるが、「これがお前たちの命を守るものなら、釣り合うものは命しかない」と応じられる。現実か空想か分からない様々な象徴的な場面が展開され、物語は、銛が殺される場面で終わる。
※この「みかんスープ」の解説は、「鵺の砦」の解説の一部です。
「みかんスープ」を含む「鵺の砦」の記事については、「鵺の砦」の概要を参照ください。
- みかんスープのページへのリンク