まじない的な利用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 03:27 UTC 版)
「ギョウジャニンニク」の記事における「まじない的な利用」の解説
アイヌの民間信仰では、その独特の臭気は魔物を祓う力があるとされ、かつて(天然痘などの)伝染病が流行した際は、村の入り口に掲げ、病魔の退散を願った。西洋の吸血鬼がニンニクを忌み嫌う逸話と相通じるものがある。 昔のヨーロッパでも、本種は欧州の山岳地帯の人々によって薬用や呪物崇拝の物具(護符)として栽培されていた。そもそもドイツ語で一名Siegwurz つまり「勝利の山野草」と呼ばれていて、護符として身につければ不浄な精霊の攻撃から身を守るとされており、例えばボヘミア地帯などでも信心されていた。学名の A. victorialis は、この「勝利の山野草」という俗名にちなんだものである。
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