ねじ切り旋盤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 22:42 UTC 版)
「ヘンリー・モーズリー (技術者)」の記事における「ねじ切り旋盤」の解説
また、モーズリーは、産業用として最初の実用的なねじ切り旋盤を、1800年に生み出した。これは、ねじ山を一定の大きさに統一して量産できる旋盤としては初めてのものであった。このねじ切り旋盤によって、それまではアイディア止まりだった部品の互換性が、ボルトとナットの関係について実現された。これ以前は、ボルトとナットは特定の一組でしか噛み合わせることができず、例えば機械の分解をしたときには、元の組み合わせを記録しておかないと復元できなかった。モーズリーは自分の工房内で使うねじ山を規格化し、規格に合ったボルトとナットを作るためのダイスとタップを用意した。これは工房での加工技術の一大進歩であった。
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