におい感受性の男女差
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 09:54 UTC 版)
女性は、男性よりも脳の嗅覚野が発達しているので、匂いに敏感に反応する。 女性は男性以上に においに関心を寄せるが、その理由の一つに、感覚の男女差がある。女性は男性よりも嗅覚が敏感だと言われている。一つの要因は、女性というのは月経周期内の時期などによって、嗅覚が敏感になる時期があることである。なお排卵期には「成人男性に関係するようなにおい」や「不快なにおい」に対する嗅覚感受性が低下するという。月経期には、反対に、「不快なにおい」に敏感になる女性が多いと言われている。 脳の発達には男女差があり、嗅覚を司るのは「嗅覚野」で、そこは大脳辺縁系と関係が強いとされている。その大脳辺縁系は、記憶を司る海馬や感情を司る扁桃体があり、嗅覚的感知に大きな影響を与えている。脳がそういう構造になっているので、匂いと記憶、また、匂いと感情 は結びつきやすいのである。そして、女性はにおいを嗅いだ時に、同時にそれに関連する記憶まで呼び覚ましやすいのである。
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