なぜ局地的に発見されるのか
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/23 05:25 UTC 版)
「南極隕石」の記事における「なぜ局地的に発見されるのか」の解説
先述の通り1969年、やまと山脈の麓という狭い範囲で大量の隕石がみつかった。局地的に多くの隕石が発見されるときは、隕石シャワー(巨大な隕石が粉々に砕け、雨のように降り注ぐこと)を原因とするのが慣習だった。しかし隕石が南極大陸に特別おおく降る、ということはない。そしてそれに加えて隕石シャワーでは南極隕石の多様性と、たいてい裸氷帯で発見されるという事実を説明できなかった。 隕石が局地的に数多く発見される理由について、極地ということを踏まえて、磁力線や引力が関係しているのではないかと考える学者もいた。矢内桂三はこのことに対して、隕石は地球上のどこにも同じような頻度で落下していると考えるのが自然であり、南極以外の場所に落ちた隕石は海に落ちたり陸に落ちて風化したりして、発見しづらいだけではないかと考えた。
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