どうふく

デジタル大辞泉

どう‐ふく【同腹】

読み方：どうふく

１ 同じ母から生まれたこと。また、その人。⇔異腹。

２ 心を同じくすること。また、その人。同心。

「此者島田と—にて主家を不義に陥れしめ」〈染崎延房・近世紀聞〉

どう‐ふく〔ダウ‐〕【堂幅】

読み方：どうふく

１ 中国で、庁堂（客間）の中央に飾る書画の掛け物。

２ 《1と同様の幅であることから》画仙紙(がせんし)を切らないで、全紙に書画をかいて軸物にしたもの。→条幅(じょうふく)

どう‐ぶく〔ダウ‐〕【道服】

読み方：どうぶく

《「どうふく」とも》

１ 道士の着る服。道衣。

２ 公卿や大納言以上の人が家庭で内々に着た上衣。袖が広く腰から下にひだがあり、着物の上に羽織る。のち、道中着となり、さらに変化して今の羽織となった。

３ 袈裟(けさ)のこと。真宗で、直綴(じきとつ)のこと。

世界宗教用語大事典

どうふく 【道服】

①中国で道士の着る服。②仏教で、中国で改変された法衣（直綴）を、さらに日本で簡略化したもの。（直綴の別名とする宗もある）→ 法衣