豊橋神明社の鬼祭
名称: | 豊橋神明社の鬼祭 |
ふりがな: | とよはししんめいしゃのおにまつり |
種別1: | 風俗習慣 |
保護団体名: | 豊橋鬼祭保存会 |
指定年月日: | 1980.01.28(昭和55.01.28) |
都道府県(列記): | 愛知県 |
市区町村(列記): | 豊橋市 |
代表都道府県: | 愛知県 |
備考: | 2月10・11日 |
解説文: | 鬼祭は、豊橋市にある安久美神戸【あくみかんべ】神明社の春祭の行事として二月十日、十一日に行なわれる。十一日の本祭では、神明社の拝殿の前に設けられている周囲に石の手すりのついた八角形の壇上を舞台として、お的の式、田楽躍【でんがくおどり】、鼻天【はなてん】の舞などが演じられる。三河地方に多い田楽芸の一種であるが、ここでは田遊び系の芸能が含まれていない。お的の式は、裏に鬼の字を書いた的を侍鳥帽子をつけた射手が射る。続いては愛敬のある鬼と鼻の王との戦いが境内でくりひろげられ、鬼は負けて境内から走り出て町内をまわる。壇上では鼻の王の方固め、田楽躍があり、最後にお手玉引きと称し、藁で作った蛇のようなものの中に榎の幹をとがらして刺したものを、お的の射手がひく。この時榎玉【えのきだま】がはずれて落ちるが、それにより年占をする。 農作物の豊饒を予祝し、その年の豊凶を占うという行事であり、芸能的にも民俗的にも貴重な内容を有している。 |
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