ときそぷらずましょう

デジタル大辞泉

トキソプラズマ‐しょう〔‐シヤウ〕【トキソプラズマ症】

読み方：ときそぷらずましょう

《toxoplasmosis》原生動物の一種のトキソプラズマが寄生して起こる病気。人間のほか牛・羊・豚・犬・猫・鳥などにもみられ、食肉や排泄物(はいせつぶつ)から感染する。発熱・リンパ節腫脹(しゅちょう)・発疹(ほっしん)・肺炎・脳炎などの症状がみられるが、症状の現れないことが多い。妊娠中の場合は流産や先天性脳障害を起こすが、非常にまれ。

妊娠・子育て用語辞典

トキソプラズマ症 (ときそぷらずましょう)

トキソプラズマという小さな原虫が原因で起こる感染症です。この原虫に感染した肉を生または十分に加熱せずに食べる、感染した猫のフンやフンに汚染された土に触れる（猫以外のペットからは感染しません）、などから人に感染します。特に妊娠中の初感染は、ごくまれですが胎児に影響が出る場合があります。免疫（抗体）があればまず心配はありません。自費になりますが、抗体の有無は病院で検査できます。
●以下の情報も参考にしてください
*国立感染症研究所／母子感染
*「赤ちゃんとお母さんの感染予防対策５ヶ条」日本産科婦人科学会他
参考：妊娠期に知っておきたい感染症と予防接種情報