天地無用
天地無用とは、天地無用の意味
天地無用(てんちむよう)とは、「(荷物を)上下をさかさまにしてはいけない」という意味で用いられる表現および注意書きである。決して「上下を気にしなくてもOK」という意味ではない。天地無用の荷物には、赤地白抜きの「天地無用」と書かれたシールを貼って注意喚起することが多い。英語では、do not turn upside down と表現する。天地無用の「天地」(てんち)は荷物などの「上部(天面)と下部(底面)」という意味である。「無用」は「してはいけない」という意味である。「天を地にしてはいけない」という旨と解釈すれば本来の意味に合致する。しかし最近では「天地無用」を「天も地も区別しない」というような意味と誤認する人が多い。そうした背景もあって近年の荷物には「UP」のマークや「この面を上に」といった文字を書き足す例が多くなっている。日本郵政(ゆうパック)では、「この面を上に・逆さま厳禁」と書かれたシールを用意している。また、ヤマト運輸(クロネコヤマト宅急便)では「天地無用・この面を上に」と書かれたシールを用意している。
天地無用の類語
天地無用の類語としては、「この面を上に」「この面が上部」「逆さま厳禁」などが挙げられる。てんち‐むよう【天地無用】
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