つくばさん

デジタル大辞泉

つくば‐さん【筑波山】

読み方：つくばさん

茨城県中西部の山。標高877メートル。主峰女体山とその西の男体山の二峰からなる。万葉集をはじめ古歌に多くよまれた。筑波嶺(つくばね)。紫峰(しほう)。

世界宗教用語大事典

つくばさん 【筑波山】

茨城県南西部にある標高八七六メートルの山。峰が男体と女体に分かれており、筑波男大神（伊弉諾尊）と筑波女大神（伊弉尊）とが祀られ、中腹に二神合祭の筑波山神社（旧県社）がある。農業神として信仰される。同社は八二三（弘仁一四）年霊験があったという。法相宗の僧徳一が建てた知足院中禅寺もあり神仏習合の神社だったが、明治の排仏で寺は廃。例祭四月一日。神社東西の一画に坂東三十三所観音第二五番札所大御堂がある。→ 徳一