ちゅうおう‐きょういくしんぎかい〔チユウアウケウイクシンギクワイ〕【中央教育審議会】
中央教育審議会(ちゅうおうきょういくしんぎかい)
教育・学術・文化に関する施策を審議するため文部省に設置された機関
審議会とは、一般に、各省庁が民意に耳を傾けるため、法律や政令によって設置される合議制の諮問機関である。大臣などの諮問に応じて調査・審議し、その結果を報告・意見という形で答申する。しかし、答申には法的拘束力がないので、答申を受けた大臣は必ずそれに従わなければならない、ということではない。
中央教育審議会は、文部大臣の諮問機関として1952年に設置された。教育の専門家など、文部大臣の任命する20人以内の委員で組織されている。
1953年の第1回答申では、「義務教育に関する答申」を発表している。最近は、公立の中高一貫校の導入や大学への飛び入学などを提言したほか、1998年6月には「こころの教育」の答申として、<生きる力>を社会全体で培うことを目指して家庭教育の充実などを呼びかけている。
文部省に設置されている他の審議会には、幼稚園から高校までの教育課程について審議する「教育課程審議会」、大学や大学院における高等教育のあり方を審議する「大学審議会」、さらに「学術審議会」などがある。
(2000.02.22更新)
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