ちおん‐こうばい〔チヲン‐〕【地温勾配】
地温勾配
【英】: geothermal gradient
地温は、地球内部の熱源から地表に伝播{でんぱ}してくる熱エネルギーに起因して、深度の増加とともに高くなる。この温度の増加の割合を地温こう配という。世界の多くの堆積盆地{たいせきぼんち}の平均的地温こう配は 1.5 ~ 5 ℃ / 100m である。石油成因説で、現在最も有力とされているケロジェン根源説では、温度(埋没深度)が炭化水素を熟成させる支配要素の一つとなっている。この熟成の程度を知る手掛かりとして地温こう配が利用されることが多い。 |

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