チェンジ【change】
ちぇんじ!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/21 18:40 UTC 版)
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ジャンル | 少女漫画、TSF |
漫画 | |
作者 | 篠塚ひろむ |
出版社 | 小学館 |
掲載誌 | ちゃお |
レーベル | ちゃおコミックス |
発表期間 | 2001年5月号 - 2001年7月号 |
巻数 | 全1巻 |
話数 | 全3話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『ちぇんじ!』は、篠塚ひろむによる日本の漫画作品。『ちゃお』(小学館)にて2001年(平成13年)5月号から7月号まで連載された。
あらすじ
14歳の双子の姉弟、小松安里と千里は学校でも名物になるほどの仲良し。ある日の夜、千里は「不安な夢を見た」と安里に一緒に寝てくれるように頼む。普段どおりにそれを受け入れる安里だが、次の日の朝、目覚めると体が千里のものになっていて…。
ある日突然入れ替わった安里の体と千里の体は北斗のことが好き。
北斗の恋は危機一髪に⁉︎
登場人物
- 小松 安里(こまつ あんり)
- 年齢:14歳(中学2年生)
- 千里の双子の姉。性格は明るく活発。北斗の上半身裸の姿を見て鼻血を出してしまったりするなど、純情な所もある。北斗からは「一生懸命でかわいい」と言われた。
- 千里によって行われた「禁断の魂入れ替え術」によって、意識が千里の体に入ってしまった。
- 当初は千里が申し出た「北斗に近づく」と言う願いを鵜呑みにし、北斗を恨んでいたが彼と接する内に別な感情が芽生えていった。
- 後半では千里の嫌がらせに対し、「千里が止めてくれなければ駅前のビルから飛び降りて死ぬ」と家を飛び出すが、駅へ向かう際に事故に遭う。しかし間一髪の所を千里に救われ、「禁断の魂入れ替え術」が自分を救うための行動だと知り、自分をかばって事故に遭った千里を助けるために自身もそれを実行する。
- 小松 千里(こまつ せんり)
- 年齢:14歳(中学2年生)
- 安里の双子の弟。中学2年生。素直な性格で、霊感等のこともあり内気な所がある。安里と撮ったツーショット写真を北斗にあげるほど、安里が大好き。
- 幼少の頃から予知夢や幽霊などを見るなど、霊感が強い。また、予知夢はかなりの確率で当たる。
- 「禁断の魂入れ替え術」を実行し、安里と意識を入れ替えた。その時は「北斗にアタックしたいから」と答えるが、後に彼が見た予知夢と言うのが「安里が事故に会う」ものだと判明する。
- 事故後、生死の境をさ迷うが、安里によって行われた「禁断の魂入れ替え術」によって助かった。
- 安里とは男女の双子であるため、恐らく二卵性双生児だと思われるが、顔はかなり似ている。
- また、作者の別の作品「ミルモでポン!」のアニメにも彼女らをモデルにしたであろう、「アンリ」、「センリ」と言うグルミ族の双子の姉弟が登場している。
- 如月 北斗(きさらぎ ほくと)
- 年齢:14歳(中学2年生)
- 千里の親友。校内で一番の人気者。当初は千里の理由もあって、安里から恨まれていた。
- 何だかんだ言いつつ、加藤に襲われた安里を身を挺して助けるなど、面倒見よく、友達思い。
- 加藤 大輝(かとう だいき)
- 年齢:15歳(中学3年生) クラス:3年2組
- 不良で、喧嘩がかなり強いと有名。身長も約2mあり、顔も怖く怒りっぽいため「学校一の危険人物」認定がなされている。
- 「ムカツク奴は男ならみな半殺しにする」と言う噂がある。一番ムカつく男は「カゲ口をたたく口先だけの軟弱ヤロー」。
- 千里が匿名で彼に電話をかけ、言ってもないことを告げ口し、安里を襲わせた。
- 5kgのバーベルを片手で持ちながら受話器も持つなど、力もかなりある。
その他の人物
- お父さん
- 安里と千里の父。会社員。
- お母さん
- 安里と千里の母。主婦。
- どちらも千里の霊力のことを信じておらず、安里が「千里と体が入れ替わった」と言った時も笑い飛ばしていた。
書誌情報
- 篠塚ひろむ『ちぇんじ! 〜ちがうワタシになれたなら〜』小学館〈ちゃおコミックス〉2004年12月発売、全1巻、ISBN 4-09-130100-2
- 連載時の扉絵が、白黒ではあるが随所に収録されている。
思春期ビターチェンジ
(ちぇんじ! から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 05:22 UTC 版)
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ジャンル | TSF |
漫画 | |
作者 | 将良 |
出版社 | フレックスコミックス |
掲載サイト | COMIC ポラリス |
レーベル | ポラリスCOMICS |
発表期間 | 2012年10月25日 - 2019年1月24日 |
巻数 | 全9巻 |
話数 | 全64話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
『思春期ビターチェンジ』(ししゅんきビターチェンジ)は、将良による漫画作品。『COMIC ポラリス』(フレックスコミックス)で2012年10月25日から2019年1月24日まで連載された。
将良が2011年2月から自身のサイトで連載を開始したウェブコミック『ちぇんじ』を下敷きにしており、基本的な内容はほぼ同じ。本編はおおまかに「小学生編」「中学生編」「高校生編」「エピローグ」の4つに分割されており、すべての時系列でばらばらに更新されている。そのため、本編の最終回から読むことも可能である。『COMIC ポラリス』連載版は、「小学生編」を描きながらも「中学生編」から本格的にスタートしている。サイト掲載版の連載は休止しているため、連載版では「中学生編」「高校生編」で描かれていなかったエピソードが含まれている。
「活発な男の子とおとなしい女の子の意識が、ふとした出来事で入れ替わってしまう」という、児童向け小説『おれがあいつであいつがおれで』のような性転換フィクション作品であるが、中学生、高校生と成長を重ねても、ふたりの人格が入れ替わったままになってしまうという点が特徴的である。
2019年10月に朗読劇化、上演された。
あらすじ
小学4年生の木村佑太は、ある日、公園の木から落ちて同級生の大塚結依と激突してしまう。何とかケガもなく済んだ二人であったが、その拍子にふたりの意識が入れ替わってしまった。困惑する二人だったが、数日経っても互いが元に戻る様子はなく、やがて「いつ元に戻っても良いように、互いの状況を報告し合いながら」それからの日々を生きてゆくことを決意する。しかしこれが二人の、足掛け10年以上に及ぶ長い年月の始まりであった。
登場人物
以下では体が佑太で心がユイである人物を「佑太」、体が結衣で心がユウタである人物を「結依」と記す。
主要人物
- 木村 佑太(きむら ゆうた)/ユイ
- 結依と身体が入れ替わってしまった男子小学生。活発な性格で友人も多いが、がさつで喧嘩っ早い所がある。楽天家。
- 大塚 結依(おおつか ゆい)/ユウタ
- 佑太と身体が入れ替わってしまった女子小学生。優等生でクラス委員も経験しているが、頑なすぎる所があり、友人が少ない。スポーツが苦手。
- 高岡和馬(たかおか かずま)
- 佑太の幼馴染で、クラスメイト。沈着冷静な性格で、ふたりが「入れ替わり」を打ち明けた同級生。小学4年生から物語の結末まで、ふたりの行く末を見届ける。
中学生編
- 木下 広美(きのした ひろみ)
- 佑太のクラスメイト。メガネをかけている。まじめな性格が災いして同級生からは距離を置かれていた。しかし、入れ替わり前の自分を木下に重ね合わせていた佑太に優しくされて以降、中身が女(ユイ)である佑太に恋愛感情を抱くようになる。
- 青木 千春(あおき ちはる)
- 結依のクラスメイト。かなりの天然である。友人から軽く無視された状態になっていたが、結依に救われる。その後結依を慕うようになる。
高校生編
- 菊池 ひかる(きくち ひかる)
- 佑太と和馬のクラスメイト。着崩した制服と後ろ毛だけ染まっていない金髪が特徴のバンド少年。フレンドリーで優しい性格でよく自作の歌を佑太、和馬、結衣に披露している。が、結依と和馬はイマイチ不評だが、佑太には好評。結衣のことが気になっている。
- 橘 隼人(たちばな はやと)
- 結依のクラスメイト、不良。高校に入学して間もない時に暴力事件を起こし数か月の停学処分を受けたことと、威圧的な態度から教室内で孤立していた。
- 停学解除後も学校をサボっていて退学を考えていたが、結依の説得で学校へ通うようになる。叔父が経営するラーメン屋でバイトをしている。
家族
- 木村 春樹(きむら はるき)
- 佑太の弟。お兄ちゃんっ子。佑太と結依が入れ替わってしまったことを初日でいきなり見抜いてしまう。web版ちぇんじでの名前は一樹。
- 結依の母親
- 常に体がだるそうにしていて、娘に対して放任気味になっている。夫が帰るといつも口喧嘩になる。
- 結依の父親
- 残業で帰るのが遅い。娘の顔もろくに見ておらず、冷たくあしらっている。
書誌情報
- 将良 『思春期ビターチェンジ』ほるぷ出版〈ポラリスCOMICS〉、全9巻
- 2013年10月15日発売、ISBN 978-4-593-88077-5
- 2014年1月15日発売、ISBN 978-4-593-88089-8
- 2014年9月12日発売、ISBN 978-4-593-88102-4
- 2015年5月15日発売、ISBN 978-4-593-88111-6
- 2016年1月15日発売、ISBN 978-4-593-88121-5
- 2016年9月15日発売、ISBN 978-4-593-88130-7
- 2017年6月15日発売、ISBN 978-4-593-88146-8
- 2018年5月15日発売、ISBN 978-4-86675-014-9
- 2019年1月15日発売、ISBN 978-4-86675-046-0
朗読劇
2019年10月17日~20日に築地本願寺ブディストホールで上演された。
ストーリーは原作単行本1~2巻(小学生編~中学生編)の内容を中心に再編。
キャスト
- Bitter team(10月17日・20日出演)
- Sweet team(10月18日・19日出演)
- 木村佑太 - 渡辺紘
- 大塚結依 - 篠田みなみ
- 高岡和馬 - ランズベリー・アーサー
- 村上喜紀
- シングルキャスト(全日出演)
スタッフ
主題歌
- 『ポケットメモリー』
- 作詞 - 大原ゆい子 / 作曲 - 桑原聖(Arte Refact)/ 編曲 - 酒井拓也(Arte Refact)/ 歌 - 大塚結依(稲川英里 / 篠田みなみ)
外部リンク
- 迷彩バンビ(将良の公式サイト、『ちぇんじ』を掲載している)
- COMIC ポラリス内『思春期ビターチェンジ』サイト
- 【朗読劇】思春期ビターチェンジ ちけっと総合案内ページ
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