たんねん

実用日本語表現辞典

丹念

読み方：たんねん

細部まで注意を払うこと、緻密であること、またそのさまなどを意味する表現。

（2013年4月11日更新）

デジタル大辞泉

たん‐ねん【丹念】

読み方：たんねん

［名・形動］細かいところにまで注意を払うこと。心を込めて丁寧に行うこと。また、そのさま。入念。「資料を一つ一つ—に調べる」「—な細工」

[派生] たんねんさ［名］

たんねん【湛然】

読み方：たんねん

［711〜782］中国、唐の僧。天台宗中興の祖。常州晋陵（江蘇省）の人。荊渓(けいけい)尊者・妙楽大師ともよばれる。智顗(ちぎ)の著述の研究と普及に努めた。著「法華玄義釈籤」「止観大意」など。

世界宗教用語大事典

たんねん 【湛然】

中国唐代の天台宗六祖。荊溪尊者・妙楽大師・円通尊者とも。晋陵荊溪（江蘇省）の儒家出身で、天台を学び、五祖玄朗から奥義を受け、初祖智の書の研究発揚に努め、法相や華厳に対抗する新しい教学を説いて天台中興と称される。著『摩訶止観輔行伝弘決』他。（七一一～八二）