たけべの森公園
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建部町自然家族旅行村たけべの森公園 Forest Park Takebe |
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たけべの森公園の桜(2009年)
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所在地 | |
開園 | 1986年7月 |
運営者 | アール・エステートサービス・岡山造園共同事業体 |
駐車場 | あり(普通車500台、バス5台程度) |
アクセス | JR津山線福渡駅から車で10分。 |
事務所 | たけべの森公園管理事務所 |
事務所所在地 | 岡山県岡山市北区建部町田地子1571-40 |
公式サイト | たけべの森公園 |
たけべの森公園(たけべのもりこうえん)は、岡山市北区建部町田地子に所在する公園である。
概要・見所
BMX、芝生広場(ディスク・ゴルフができる)、パターゴルフコース、レジャープール(波のりプール、スライダー、円形プール)、おもしろ広場(大型遊具)、わくわく工作室、かぶとむしどーむ、オートキャンプ場、ファイヤー場、桜の名木園、藤右衛門桜の小径(枝垂桜の小径)、無料休憩所(授乳室・キッズコーナー)、バーベキューガーデン、桜茶屋、遊歩道、あじさいロード、森林、池などで構成される。
春の桜やツツジ、初夏のアジサイ、夏のキャンプ、秋の紅葉狩りなど、四季を通じて楽しめる。特に桜は約100種類、1万5千本があり、3月下旬から4月下旬までの長い期間にわたって観賞が可能である。
歴史
運輸省の中規模観光レクリエーション地区施設整備事業として、1982年度に家族旅行村の指定を受け、「吉備高原建部観光レクリエーション基地整備事業」として、1983年から3ヵ年計画で整備が行われ、1986年7月に吉備高原建部家族旅行村「たけべの森」が開村となった[1]。
たけべの森の対象地は、西武流通グループの西武都市開発が1972年に別荘、ゴルフ場建設用地として取得したものだったが、オイルショック等、諸般の事由からその開発が中断されていた[1]。こうしたなか、建部町(2007年岡山市に編入合併)で家族旅行村の誘致計画が浮上し、お互いの開発等の考え方において方向性の一致をみ、プロジェクトが実現している[1]。
運営主体として、第3セクターの吉備高原建部観光を1985年6月に資本金1億円で設立。資本金は西洋環境開発が70%、他の30%を地元建部町、隣接の御津町、加茂川町、建部町農協、岡山県ならびに地元企業が出資した[1]。主な業務内容は、家族旅行村の管理業務の受託を行うことと、家族旅行村の魅力向上のための独自事業(プール、BMXコース、レストラン、おもしろ広場等)を展開した[1]。たけべの森の南側には、西洋環境開発が「たけべの森ゴルフ倶楽部」を整備し[2][3]、旅行村内にはそれと連動するリゾートホテル「ホテルたけべの森」もオープンさせている[2]。ホテルは赤褐色のかわら屋根や石張りの壁などを配した北欧風の造り。客室はツイン、ダブルで計40室。レストラン、3つの多目的ホール、テニスコートも備えた[4]。
標高250mに広がる施設全体の敷地面積は115haで、家族旅行村の部分が60ha、隣接の野鳥の森(生活環境保全林)部分が55haであり、家族旅行村部分には1.5kmのしだれ桜のトンネル、桜の銘木園等、1万本以上が植栽され、入口のセンター部分までの沿道、約4kmにはあじさいも植栽された[1]。営業期間は、3月21日(春分の日)から11月23日(勤労感謝の日)までで、冬季間は休園した[2]。
西洋環境開発の経営破綻後
西洋環境開発の経営破綻後、ホテルは、外資の傘下に入った後、2002年に首都圏や中国地方で医療・保険関連施設を運営する葵会が買収[5]。しばらくホテルとして運営されたあと、系列の岡山・建部 医療福祉専門学校「たけべの森寮」として活用された[6]。ゴルフ場はPGMホールディングス傘下にある。
祭事・催事
- たけべの森「はっぽね桜まつり」(毎年4・5月)
- そよご蜂蜜採集会(毎年6月)
- たけべの森公園 ★七夕まつり★(毎年7月)
- わくわく夏休み工作教室(毎年8月)
アクセス
公共交通機関
マイカー
- 山陽自動車道岡山インターチェンジから車で45分程度。
脚注
参考文献
- セゾングループ史編纂委員会 編『セゾンの活動 年表・資料集』リブロポート〈Serie SAISON 3〉、1991年11月。ISBN 978-4845706266。
外部リンク
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