太陽政策(たいようせいさく)
1998年2月に就任した韓国・金大中大統領が北朝鮮に対して打ち出した政策である。イソップ物語の「北風と太陽」をもじってつけられた。狙いとしては、北朝鮮に経済援助も積極的に行うなど、より柔軟な政策に出ることで北朝鮮を懐柔しよう、というものである。
具体的には南北間の経済交流・人的交流を深めながら北朝鮮の経済開放を促進する。強硬路線を転換し、南北間の対話を進めることで平和共存をはかることを目指す。
一方、太陽政策が始まってからも、1998年6月の潜水艇侵入事件、同年8月のテポドン発射、同年12月の潜水艇撃沈事件、1999年6月の銃撃戦、と北朝鮮との相次ぐ緊張状態が続いている。このため、韓国メディア界などでは太陽政策は甘い、ということでその効果を疑問視する意見もある。
(2000.06.04更新)
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