せむし男および仕立屋とキリスト教徒の仲買人と御用係とユダヤ人の医者との物語(第24夜 - 第32夜)
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バートン版「せむし男の物語(第24夜‐第34夜)」 東洋文庫版「せむしの物語(第24夜‐第34夜)」 昔、シナの国(中国)に仕立屋がいて、ある日、せむし男を夕食に招いたが、魚を無理に食べさせたところ喉に詰まらせて、せむし男は死んでしまった。仕立屋は、死体をユダヤ人医師の家に捨てたところ、ユダヤ人医師は死体につまずき階段から落としてしまい、自分が殺したと勘違いした。ユダヤ人医師はせむし男の死体を御用係の家の台所に捨てたところ、御用係は泥棒と勘違いし、死体を棒で殴り、自分が殺したと勘違いした。御用係はせむし男の死体を市場の壁に立てかけて置いたところ、通りがかったキリスト教徒の仲買人が強盗と勘違いし、死体を殴りつけ、自分が殺したと勘違いした。キリスト教徒の仲買人は捕まり死刑を言い渡されるが、御用係、ユダヤ人医師、仕立屋が次々「実は自分が殺した」と自首したので、一同は王の元に連れてこられ、「キリスト教徒の仲買人の話」「シナ王の御用係の話」「ユダヤ人医師の話」「仕立屋の話」が語られた。王は、仕立屋の話が気に入り、その話に出てきた床屋を召し出すが、床屋はせむし男の喉に詰まった魚を取り出して、せむし男を生き返らせた。一同は王の庇護のもと、幸せに暮らした。
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