せきれい‐だい【×鶺×鴒台】
鶺鴒台
- 閨房用具の一種なり。天保頃の『花紋天の浮橋』に、「鶺鴒台は閑月庵山暁が戯に工風を以て製する所なり」とあり。
- 鵲鴒台。閏房用具の一。枕様の小形のものにして性交に際し女子の臀の下に敷くもの。日野屋小間物と称し、江戸両国横山町二町目日野屋主人閑月庵の工夫製出せるものにして同店より売出せり。「江戸名物選」に其図及詩あり。梅花堂の詩に「記取遊仙窟、一趣鵲鴒」とあり。「花絞天の浮橋」に「鵲鴒台は閑月庵山暁が戯に工風を以て製する所なり」とあり。
- 女の尻の下へ敷く枕様のもの也。『江戸名物詩選』に其図及詩あり。両国横山町二丁目日野屋小間物店にて售る主人閑月庵が工夫し出せる由なり。
- 交接の時、女の尻の下にあてがう枕のこと。「セキレイ」参照。
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